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森貴信ブログ
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コロナとスポーツ

世の中のいろんな景色が変わってしまった。こんなに世界中が同じような行動をとることは私がこれまで生きてきた中では一度もなかったし、これからもたぶんないだろう。スポーツ観戦は確かに不要不急の外出ではない。でもやはりスポーツのない週末は、なんだか手持無沙汰でヒマだし、張り合いがなく寂しい。人生に潤いがなくなるような気がしている。

スポーツで気分転換。スポーツで憂さ晴らし。スポーツで同窓会。スポーツで家族団らん。スポーツのデータが好き。何よりスポーツそのものが好き。スポーツに関わる理由は人それぞれだし、そこにルールはないので、千差万別いろんな関わり方があって良いと思う。そしてそこがスポーツの良いところでもある。

「#無観客試合を変えよう」という取り組みがある。Twitterでハッシュタグをつけて投稿すれば、その中から無観客試合に代わるネーミングが決定される。だれでも参加できる面白い企画だと思ったので、知り合いから情報拡散の協力を頼まれ早速実行している。皆さんにはそこまで実感がないかもしれないが、実は無観客試合というのはスポーツの世界においては罰則だったりする。過去にはJリーグで浦和レッズのサポーターが人種差別的な横断幕を掲げたことにより制裁を受け、罰則として1試合だけ無観客試合が行われた。その日は普段サポーターでいっぱいになるはずのスタジアムが本当にがらんとしていて、その光景がテレビに映し出されたとき、スポーツの魅力であり一番の価値でもある「ライブの試合」というものが、実は選手たちだけではなく多くの観客によっても形づくられていたのだとあらためて気づかされたものだった。

もう一度言おう。いま世界中が同じような行動をとっている。ということは、現段階において世界中が同じスタートラインに立っているととることもできる。コロナショックのあと、どんなコンセプトでこれからスポーツを発展させていけるのか。どんな取り組みをしたら人々の心を打つことができるのか。日本発の事例が世界の最先端になる可能性すらある。すべては工夫次第である。これはチャンスなのだ。

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